教育プログラム・コース

地域医療・総合診療教育プログラム(医学科)

大学名等 国立大学法人九州大学
対象者 学部学生の方。
修業年限(期間) 6年間のうち体験学習:必修8コマ、講義・演習:必修169コマ、選択78コマ、臨床実習:必修15日、選択14週です。
養成すべき人材像 ●複数臓器に関連する病態に対応する総合診療のあり方と、地域医療の様々な問題を解決するための地域包括ケアシステムの存在意義を理解している学生
●将来的に、医師として地域医療に貢献することへの必要性を理解している学生
修了要件・履修方法 修了要件:各体験学習、講義・演習、臨床実習を履修し所定の単位を取得した方。
履修方法:選択授業は、事前に所定の授業の選択を希望します。
履修科目等 科目等(コマ数等):
【新規開講】地域医療・総合診療・性差医学入門(8)、ヘルスサービスリサーチ入門(8)【地域医療・総合診療関連授業】学外病院見学・体験学習(8)、周産期チーム医療入門(8)、インフォームドコンセント(10)、救急医療(7)、プライマリ・ケア(6)、老年病学(9)、リハビリテーション(4)、症候診断学(24)、公衆衛生学(13)、衛生学(27)、チーム医療演習(8)、臨床医学基本実習(71)、鑑別診断のための医療面接(6)、異常所見と病態生理(6)、臨床推論演習(12)、漢方診断学演習(12)【地域医療・総合診療臨床実習】地域医療(必修2日、選択4週間)、総合診療科(必修5日、選択4週間)、産婦人科(必修1日)、小児科(必修1日、選択2週間)、救命センター(必修5日、選択4週間)、整形外科(必修1日)
教育内容の特色等
(新規性・独創性等)
各コース・プログラムは、九州大学の一貫した地域医療への取り組みを反映するものであり、伝統ある医療から最新の医療を網羅しています。
本コース・プログラムにより、学部学生は既存の地域医療・総合診療関連授業の重要性とその系統化について学ぶことができ、総合診療の観点から現代医療の問題点を把握する機会を得ます。その結果複数疾患への幅広い知識、対応力、実践力を持った、全人的医療を行える総合診療医への憧れを喚起します。
指導体制 医学科のプログラムについては、医学科長(大学院医学研究院長)の指揮下、臨床系、特に内科系の各分野、医療経営・管理学講座および医学教育学講座が強力にサポートし、総合診療科および地域医療教育ユニットの教職員が中心となり指導します。
受入開始時期 平成26年4月

臨床系大学院・総合診療医コース(大学院)

大学名等 国立大学法人九州大学
対象者 大学院学生の方。
修業年限(期間) 大学院医学系学府博士課程臨床研究専門教育コース学生(卒後3年以降)です。
養成すべき人材像 2〜2.5年間。実地的総合臨床教育を計0.5〜1年間、総合内科ローテートを計1〜1.5年間。ヘルスサービスリサーチ講義を3ヶ月程度(ヘルスサービスサイエンス実践教育は個別に対応)行います。
修了要件・履修方法 修了要件:博士課程に4年以上在学し、各コースで定められた単位数を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、本学府の行う博士論文の審査及び最終試験に合格した方。
履修方法:九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程を受験し、所定の様式で本コースの履修を希望します。
履修科目等 科目等(単位、期間等):
【必修】医学研究基盤セミナー、低年次共通科目(5単位)、実習科目(12単位、3ヶ月、総合診療科、小児科、救命救急センター)、臨床研究専門教育科目(7単位、ヘルスサービスリサーチ講義を含む)、専門科目(18単位)、【選択】ヘルスサービスサイエンスの実践的教育(期間は個別対応、心療内科、環境医学、老年医学、リハビリテーション医学)
教育内容の特色等
(新規性・独創性等)
九州大学病院および医学科大学院のメンバーが、九州大学病院総合診療内科の指揮により統制された総合診療医教育を行います。特に、総合内科3講座による長期ローテート研修は、他大学にない理想的な総合診療教育システムとして機能すると考えられます。
本コース・プログラムにより、後期研修においてさらに幅広く深い総合診療の実践能力を修得するとともに、ヘルスサービスリサーチの理論を学ぶことにより、地域包括ケアへ将来的に積極的にかかわる意欲を育てます。その結果複数疾患への幅広い知識、対応力、実践力を持った、全人的医療を行える総合診療医を地域医療へ輩出することが可能となり、総合診療医育成のスタンダードが確立されます。
さらに、研修期間を通じて各臨床系大学院での研究に適宜参加し研究の連続性を保つとともに、コース終了後に博士課程を修了できるように準備します。
指導体制 大学院のプログラムについては、医学系学府長(大学院医学研究院長)と九州大学病院長が協力し、臨床系、特に内科系の各分野、医療経営・管理学講座が強力にサポートし、総合診療科の教職員が中心となり指導します。
プログラムコーディネーターを配置し、事前準備、実習・研修対象者と地域医療施設指導者などとの連携などの調整を行います。
総合診療研修、ヘルスサービスサイエンス履修に関しては、各領域の専門医および指導医を適切に配置して行います。
受入開始時期 平成26年4月

後期研修・総合診療医コース(病院)

大学名等 国立大学法人九州大学
対象者 後期研修医(卒後3年以降)(他大学、自治医大卒業生などへの開放、非入局も可) 九州大学病院研修医は、初期研修開始時から本コースを選択することができます。その場合、初期研修プログラムも後期研修予定に合わせて柔軟に設定します。
修業年限(期間) 2〜2.5年間です。実地的総合臨床教育を計0.5〜1年間、総合内科ローテートを計1〜1.5年間です。ヘルスサービスリサーチ講義を3ヶ月程度(ヘルスサービスサイエンス実践教育は個別に対応)行います。
養成すべき人材像 ●初期一般内科治療を適確に実践し、各領域による専門的治療の必要性を遅滞なく診断できる医師
●多様な医療職・介護職と連携して地域包括ケアシステムにおいてリーダーシップを取ることができる医師
●「生活と調和した地域医療」の実現に様々な角度から貢献するためのリサーチマインドを持つ医師
修了要件・履修方法 修了要件:以下の科目を履修した方。
履修方法:九州大学病院後期専門研修プログラムに応募し、所定の様式で本コースの研修を希望します。
履修科目等 科目等(期間、研修先等):
【必修】実地的総合臨床教育(3~6ヶ月、総合診療科、小児科、救命救急センター)、総合内科長期ローテート(12~18ヶ月、病態修復内科、病態機能内科、病態制御内科)、ヘルスサービスリサーチ講義(3ヶ月程度)、【選
択】ヘルスサービスサイエンスの実践的教育(期間は個別対応、心療内科、環境医学、老年医学、リハビリテーション医学)
教育内容の特色等
(新規性・独創性等)
九州大学病院および医学科大学院のメンバーが、九州大学病院総合診療内科の指揮により統制された総合診療医教育を行います。
特に、総合内科3講座による長期ローテート研修は、他大学にない理想的な総合診療教育システムとして機能すると考えられます。
本コース・プログラムにより、後期研修においてさらに幅広く深い総合診療の実践能力を修得するとともに、ヘル
スサービスリサーチの理論を学ぶことにより、包括医療へ将来的に積極的にかかわる意欲を育てます。
その結果複数疾患への幅広い知識、対応力、実践力を持った、全人的医療を行える総合診療医を地域医療へ輩出することが可能となり、総合診療医育成のスタンダードが確立されます。
さらに、残りの後期研修期間は、専門医に向けた研修を優先することにより希望者には専門医資格取得を妨げないコースを組みます。
指導体制 研修プログラムについては、病院長の指揮下、臨床各科、臨床教育研修センター、地域関連医療施設、病院きらめきプロジェクトキャリア支援センターが強力にサポートし、総合診療科の教職員が中心となり指導します。
九州大学病院長が認めた指導医が実習・研修の指導を行います。
プログラムコーディネーターを配置し、事前準備、実習・研修対象者と地域医療施設指導者などとの連携などの調整を行います。
総合診療研修、ヘルスサービスサイエンス履修に関しては、各領域の専門医および指導医を適切に配置して行います。
受入開始時期 平成27年4月

インテンシブ総合診療医コース

大学名等 国立大学法人九州大学
対象者 専門医取得後医師の方 (復職希望の女性医師を含む)。
修業年限(期間) 九州大学関連病院総合診療科における研修(3〜6ヶ月)およびヘルスサービスリサーチ講義(3ヶ月程度)です。ヘルスサービスサイエンス実践教育は個別に対応します。
希望により、九州大学病院における総合診療研修も可能です。
養成すべき人材像 ●専門医・医学博士として専門性を保ちながら、複数臓器に関連する病態に対応できる総合診療医
●地域医療の様々な問題を科学的に解析、理解し、多職種と連携して能動的に新しい医療のあり方を実現する力のある総合診療医
●結婚・出産後、総合診療医としての技術を身につけ現場に復帰する女性総合診療医
修了要件・履修方法 修了要件:九州大学病院、地域医療施設の指導医の評価報告を受けて、院内プログラム実行委員会で総合的評価を行い、病院長が修了認定を行います。ヘルスサービスリサーチ教育については、別途大学院医学系学府の単位認定を要します。
履修方法:大学院医学系学府にヘルスサービスリサーチ教育の科目等履修生として申請し、医学・医科学専攻会議において承認を受けます。
履修科目等 科目等(単位、期間等):
【必修】ヘルスサービスリサーチ講義(3ヶ月程度)、【選択】ヘルスサービスサイエンスの実践的教育(期間は個別対応、心療内科、環境医学、老年医学、リハビリテーション医学)
教育内容の特色等
(新規性・独創性等)
九州大学病院および医学科大学院のメンバーが、九州大学病院総合診療内科の指揮により統制された総合診療医教育を行います。
すでに専門領域は完成された医師であるため、主として九州大学関連病院総合診療科において総合診療研修を行います。
しかし、希望により、総合内科3講座による長期ローテート研修も可能とします。
本コース・プログラムにより、ヘルスサービスリサーチの理論を学ぶことにより、地域包括ケアへ将来的に積極的にかかわる意欲を育てます。
その結果複数疾患への幅広い知識、対応力、実践力を持った、全人的医療を行える総合診療医を地域医療へ輩出することが可能となり、総合診療医育成のスタンダードが確立されます。
指導体制 研修プログラムについては、病院長の指揮下、臨床各科、臨床教育研修センター、地域関連医療施設、病院きらめきプロジェクトキャリア支援センターが強力にサポートし、総合診療科の教職員が中心となり指導します。
九州大学病院長が認めた指導医が実習・研修の指導を行います。
プログラムコーディネーターを配置し、事前準備、実習・研修対象者と地域医療施設指導者などとの連携などの調整を行います。
総合診療研修、ヘルスサービスサイエンス履修に関しては、各領域の専門医および指導医を適切に配置して行います。
受入開始時期 平成27年4月