事業体制

事業の実施体制

全体のプログラムは、九州大学病院総合診療科が、医学研究院、九州大学病院、九州大学病院臨床教育研修センター、地域関連医療施設、九州大学病院きらめきプロジェクトキャリア支援センターの協力のもと運営・実行します。

医学科のプログラムについては医学科・生命科学科会議および同教務委員会が、臨床系大学院のプログラムおよび専門医取得後のインテンシブコースについては医学・医科学専攻会議および同大学院委員会が、それぞれプログラムの企画立案・評価、大学院生および科目等履修生の単位 認定を行います。

九州大学病院に設置された院内プログラム実行委員会が、全プログラムの管理、運営を担当し、九州大学病院長が認めた指導医が実習・研修の指導を行います。

具体的な事業実施にあたっては、プログラムコーディネーター制を導入・配置し、事前準備、実習・研修対象者と地域医療施設指導者などとの連携及び調整を行います。

連携体制(連携大学、自治体、地域医療機関、民間企業等との役割分担や連携のメリット等)

九州大学病院関連病院は、111機関存在し、相互協力の一環として学生実習・医師研修に参加します。

特に、関連病院長会議においては、定期にプログラムの進捗・実行状況を確認するのみならず、地域医療の現場である病院側からの意見を汲み上げ、本プログラムの改良に生かします。

また、臨床研究会(総合診療セミナー:年6回、総合診療研究会:年2回)において、各コースで研修中の医師が経験した地域医療症例検討を行います。

さらに、この検討会において関連病院長にも研修レベルの確認及び評価を依頼する。このような活動を広げることにより、コースそのものを充実させるのみならず、地域医療機関に在籍する各分野の専門医に対しても総合診療医の重要性を認識させ、例えばインテンシブコースへの入学者を増やすよう努力します。

事業の評価体制

院内プログラム実行委員会が、研修終了者及び指導医からの評価により自己評価を行います。

さらに、外部評価委員会の指導を受け、研修プログラム全体、研修医募集・採用計画、その他必要と認められる事項について、年1回定期的な客観的評価とプログラムの見直しを行います。

外部評価委員会は、医師会推薦の医師、有識者などの数名からなり、プログラムの透明性を確保するとともに、質の向上を図ります。

平成27年度修了時には、中間評価報告書を作成、平成29年度事業終了時にも全体評価報告書を作成します。